2013年8月6日火曜日

藤浪、田中、ダルビッシュの縦スラ


3人とも、手を身体の前に突き出し気味に構えていたり、身体から少し3塁側に離れた空間で腕を振るような投げ方をする。打撃で言うと、ちょうど前で捌くようなタイプだ。このようなフォームだと、爪先重心になりやすく、ハムストリングスを使う観点からはマイナスだが、縦スラが投げやすい気がする。こういう事も、勉強して行きたい。そういう投げ方を奨める気は無いが、そういう知識の集積から生まれる技術論も有るだろう。

0.55から、柳田に対する投球が縦スラ

少し遅めでメジャーのハードカーブに近い田中の縦スラ。スプリットとの速度差が有る。

横にも滑るスライダーと、縦にも落ちるスライダーを使い分けるダルビッシュ

ところで、田中の場合、スプリットと縦スラの2種類の落ちる球が有るのは強い。なんだかんだ言って落ちる球最強と言う事だろうか。ただ、ストレートとワンバウンドするようなフォークの二種類で勝ちまくる投手を見ても、ピッチングに芸術性を感じない。おっと、これは田中の事では無い。

こういうフォームの子を見たら、さりげなく「君は縦スラが得意そうだね。」と言ってみよう。